トピックス&レポート2024


7月7日(日)生山駅と出雲横田駅を結ぶ「たったら〜号」運行!

生山駅と出雲横田駅をで繋ぐ連絡タクシー、その名も「たったら~号」が運行を開始!!新型やくもと観光列車あめつちの乗り継ぎが簡単になり、これで伯耆〜出雲を一周する「たたらの歴史巡りループ」が完成します。たたらに興味関心のある方には、是非活用してほしいものです。運行はR6年11月まで。

 

「たったら~号」出発日

7月/7.8.14,15  8月/25,26   9月/15,16,22,23  

10月/13,14,27,28   11月/3,10,11 

 




7月5日(金)日南町大宮(印賀)の看板を更新!

当地における「たたら顕彰」の取り組みで2009年頃に設置したいくつかの野点看板のうち、2基がこの度、日南町大宮まちづくり協議会の事業として新たに更新されました。

1基は、奥日野のたたらが終焉を迎える最後まで操業されていた吉鈩地区に。もう1基は「たたらの楽校・大宮楽舎」のそばに。



6月30日(日)たたら場”W”ウォーク 〜人向山から都合山へ〜

「Wウオーク」のダブルとは、人向山と都合山、ふたつのたたら場跡のこと。明治20年頃に、人向山から都合山へと生産拠点の移設が行われた、その歴史をなぞってみようということで、奥日野ガイド倶楽部が今回初めて企画しました。

今回の参加者11名のうち、初めての方が5名、そのほかの皆さんも「人向山」に足を踏み入れるのは初めて。上菅駅を9時前に出発し、30分足らずで現地に。都合山の山内とはまったく様子が違う「たたら場」をご覧いただきました。1時間ほど滞在して折り返し、今度はたたら街道入り口から都合山へ。途中で「都合谷鉄穴」の説明をし、雑草がきれいに刈られた現地ではゆっくり散策。参加メンバーのうちお二人は常連さんで、ガイド倶楽部の準会員として、たたらのことは勿論、山野草のことなどを随時解説していただき、他の皆さんからは「達人」と呼ばれていました。

この日は雨が心配されましたが、程よく靄が立ち込めて、木々の緑がいっそう鮮やかに、気持ちよく歩くことができました。


参加されたみなさんのご感想(抜粋)

●初めての場所(人向山)に行って、色々新しい発見があった。都合山は2~3年ぶり。設備が進化していることに驚いた。

●天候を心配したが、靄の立ち込める中ゆっくり歩けて良かった。

●風景が子どものころとダブリ、魚釣りをしたくなった。

●初めて参加して色々勉強になった。

●ムシムシした天候だったが、都合山に久しぶりに来た。再度勉強になった。

●人向山に初めて行って知見が拡がった。何でこの地に来るか?大自然、緑がいい、川のせせらぎで癒される。

●とても勉強になった。トイレや看板など、よく整備されている。

●初めて参加した。達人が多く勉強になることが多かった。楽しく歩けた。

●初めてでモノ(地上物)がない中ではあったが、説明、絵図でイメージが湧いた。

●人向山が良かった。都合山は設備が整備されていてよかった。

●初めて参加した。気持ちよく歩けた。

▶︎▶︎以上のように、都合山は歩行距離表示や途中の案内板、たたら場の案内板、トイレ・ベンチ設置と、初参加の人も久々に参加の人からも、環境整備の充実に驚嘆の声が上がりました。

初挑戦の人向山、距離(片道2km)も適当、コースも平坦、現地の緒形家の「髭題目」も格好の話題を提供しました。(写真上)

■髭題目とは!?

日蓮宗で、題目「南無妙法蓮華経」の7字を、「法」以外の6字の筆端をひげのように伸ばして書いたもの。法の光を受けて万物が真理の活動に入る姿を表したものといわれます。



6月16日(日)都合山たたら跡の清掃作業

雑草の成長が著しいこの時期、恒例の「都合山たたら跡」草刈り・清掃作業。上菅地区の皆さん、伯耆国たたら顕彰会、奥日野ガイド倶楽部、役場合同で実施されました。

さすがは人海戦術!ということで、約2kmの「たたら街道」とたたら跡周辺の草刈りを、約2時間で終了することができました。

「キャビン」こと「たたらの楽校都合山分校」とバイオトイレ周辺は特に念入りに(笑)

このバイオトイレは、ソーラー発電システムを搭載し、水を使わず、便槽内の杉チップ中の微生物の働きでし尿を処理、臭いも発生せず環境にも優しいスグレモノなんです。

冬季間以外は開放していますので、ぜひ一度使い心地を確かめに(笑)お越しくださいまし!!

ガイド倶楽部の面々は作業終了後、人向山たたら跡への歩測と現地整備を行いました。



5月7日(月)たたら古道・花口ルートの整備

シーズンに向けて、奥日野ガイド倶楽部が花口ルートの点検と整備。倒木や雑木の処理を行いました。



大型連休中 尾道新聞の記者さん、アテンド

大型連休中に、尾道新聞の記者さん来訪。後日、延べ8回にわたって日野のたたらの歴史や、

根雨のことを、「探訪記」として特集記事にしていただきました。


4月26日(金)都合山に先人の視座を学ぶ

淀江を拠点として、大山周辺〜伯耆・出雲圏域での地域づくり・交流促進に取り組んでいるOさんからのご依頼で、20〜40代くらいの7名の皆さんを都合山たたら跡にご案内しました。

ミヤマツツジが見頃となっている滝山公園で待ち合わせ。畑から徒歩で現地に。途中、都合谷鉄穴の井手の掛樋があった切割りで、ちょっと皆さんに謎かけをしてからキャビンへ。一息ついてもらってから山内へとご案内し、住居跡〜大鍛治場跡〜洗い場〜高殿跡〜大銅場などへと、簡単な解説をしながらひとまわり。

キャビンに戻ってパネルを使って、さらに詳しい解説をさせていただきました。皆さん、非常に博学で知識欲も旺盛!!様々な突っ込んだご質問をいただきました。

それから都合谷鉄穴の選鉱場跡にご案内して、最初の謎かけの答えを解説。先人の英知、自然との付き合い方などを皆で考えることができ、有意義なひとときを過ごさせていただきました。



3月23日(土)舟場・ヒヤ谷たたらの下見

3月も下旬となり彼岸も過ぎましたが、寒の戻りでみぞれ混じりの冷たい風が吹き荒ぶ中、予定していた舟場のヒヤ谷たたらと呼んでいるたたら場にて、たたら顕彰会のF事務局長、ガイド倶楽部のS会長、教育委員会から2名が参加して、今後の取り組みに向けた下見〜調査を行いました。

場所は舟場から間地峠に向かう、旧出雲街道の道沿いにあり、草が繁茂していたり倒木があったりでよく見えませんが、相当数の石垣が積まれ、広い平地が造成されたかなり広い山内となっています。

奥まって一番高いところに高殿があったものと推定され、ゆくゆくはちゃんとした発掘調査もされるべきですが、その前に赤色立体地図などで地形を確定し、またボランティアを募るなどしてたくさんの石垣が見えるように、除草作業などができたらと思います。

全部の石垣がスッキリ見えるようになれば、きっと壮観でしょう!「米子城」という良い先例もあります(笑)何とか頑張って取り組みたいものです!!